2025年6月8日
枚方南支部 社会貢献担当
身近な水環境の全国一斉調査 ~笑顔でつなぐゆたかな水辺~
河川などの身近な水環境に対する市民の意識の高まりを受け、全国各地で水質調査が行われています。これらを行っている各地の市民団体の代表者で設立した「全国水環境マップ実行委員会」が統一的な調査マニュアルを作成しており、これに基づいて2004年から、毎年、世界環境デー(6月5日)に最も近い日曜日を中心に「身近な水環境の全国一斉調査」を行っています。その結果から、分かりやすいマップを作成し、身近な水環境に関する市民の更なる理解と関心を深める取組みに繋がっています。
2009年から調査に参加している「パナソニックエコリレージャパン」からの案内を受け、今年も「身近な水環境の全国一斉調査」に参加しました。今年は大阪府民の森 ほしだ園地付近の天野川で測定を実施しました。天の川は生駒山系を源流に北西に流下し、淀川と合流した後は大阪湾へと流れ込んでいます。昨年は天野川との合流後の枚方大橋付近の淀川で検査し、一昨年には淀川へ注ぐ前の天野川を検査してきました。今年は天野川をさかのぼって大阪府と奈良県との境付近を調査することにしました。
実施風景








※ COD(Chemical Oxygen Demand 化学的酸素要求量)とは、水質汚濁の指標の一つとして水質試験で用いられ、この一斉調査では、分かり易く精度を確保できる調査方法としてパックテストを採用しています。また、3回測定してそれらの中央値を採用することで、より正確な測定としています。
結果とまとめ
- 調査者:枚方南支部 支部役員 溝口(他/奥様にも協力頂いた)
- 実施日:2025年6月8日(日)9:45~
- 場所:交野市星田5019-1(大阪府民の森 ほしだ園地)
- 水温:20℃(周辺の気温は23℃、天気は曇り)
- 測定:3回実施(パックテストによるCOD測定)
- 感想:この場所は天野川の中流域で、奈良県の生駒山系から流れ出し大阪府に入った辺りである。大半を山間部を流れてきており清流に近い水質だと思える。周囲に投棄ゴミなどが少しあったが、調査地点のすぐ上流が磐船峡であることもあり、汚れは感じなかった。

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