2016 健康づくり『けん玉でいきいき健康づくり』

開催日 2016年11月17日(木)

◆健康づくりの推進にあたり(櫻田支部長挨拶)

 松愛会は、健康で長生きができるように取り組む、と会則に記載されています。そこで本日は最も力を入れるべく健康についてのイベントを開催させて頂きました。今日は、けん玉を使った健康維持を体験して頂きます。健康開発センターも、所を挙げてけん玉による健康促進を推進されています。けん玉は、意外と体を使うことを体験いただけると思います。
 けん玉は日本けん玉協会認定の競技用けん玉です。ご自宅にお持ち帰りいただき、この玉を日課にして頂きたいと挨拶がありました。参加者は 全31名(会員24名、家族7名)でした。

◆“楽しみながら健康づくり” の講演

健康開発センター 坂本所長

 健康のために楽しみながら続けられるには、どのような取り組みを行えば良いか。また家庭でできることは何か。注意することは何か。食べることの大切さ。 などの観点から2016年6月に、松愛会 健康づくり活動説明会で 全国各支部の健康づくり担当者にお話しいただいた 講演を視聴いただきました。

◎講演の要旨
○健康づくりのお手本として、元気な100歳(百寿者)に共通する生活習慣を学ぶ。 ・共通する生活習慣:腹八分、よく噛む、何でも食べる、活動的な日常生活、規則正しい生活リズム ・共通する性格:社交的、向学心、多幸感

○特に食事面では、自分の食事の癖を知る、5色のバランスと5皿の野菜を取る。食べ方を見直す癖とは「よく噛まない、十分噛まない」は、色々な要因で起こります。食事時間が無い、食べる量が多い、時間を十分にとる、器を小さくする、一口の量を減らすなどの工夫で改善できます。

○食事の時間を十分に確保し、朝昼夜の食事量の配分を 3:4:3 等に変えます。一日の食事量の7割を昼までに食べ、夕食後から翌朝食までの絶食時間を長めにし生活リズムを整えます。

○60歳代までは主に食べ過ぎを防ぐ「脱メタボ」生活習慣病予防の食事が重要です。70歳代以降は、たんぱく質の摂取など栄養のバランスよくしっかり食べることが長寿の秘訣です。

○これだけで食事のバランスが取れる。 ・白黒赤黄緑の5色の食材を食べる ・1日5皿の野菜を毎食に分けて食べる

○食べ方には4つのコツがあります。 ・よく噛んで食べる(ペースト状になるまで噛む) ・野菜から食べる(ベジタブルファースト) ・薄味に慣れる(栄養たっぷりな旬の食材の素材の味を活かす) ・会話を楽しむ(ゆっくり食べる)

○できることから始める運動 ・有酸素運動にはウォーキング、筋トレにはロコトレ(開眼片足立ち、スクワット)、ストレッチにはラジオ体操が有効です。ウォーキングには、インターバル速歩を加えると効果的、スクワットにはけん玉が最適です。

○旅行が認知症予防に良いのは理由があります。旅行の企画、段取り、事前の下調べをし、現地で新しい発見に感動し、仲間や家族と会話し共有する。 そして帰宅後に旅行日記などをまとめて記憶を整理する。この一連の行動が 頭のトレーニングになり、会話やメモが記憶を呼び起こすのだそうです。

○高齢期の注意事項があります。高齢期は安全が最優先です。無理は禁物。また毎年検診を受診し健康状態の変化(兆し)を確認しましょう。主治医と相談し必要な治療は、必ず完治するまで続けるようにしましょう。皆様の健康長寿を願っております。

◆“けん玉による健康づくり” に挑戦

〇グーパー体操で脳の活性化を図ります
 今日のけん玉体験をご指導いただけるのは、パナソニック健康保険組合、健康開発センターの菊池梓インストラクターです。菊池さんは昨年度の健康わいわい倶楽部でも正しい歩行やインターバル 歩行をご指導いただきました。
 けん玉を始める前に、けん玉は初めての方はとお聞ききすると3名の方の手が挙がりました。

①ジャンケンポン:
ジャンケンはインストラクターが出すジャンケンのグー、チョキ、パーを見て、勝てる後出しジャンケンです。次は負ける後出しジャンケンです。

 次は左手です。 利き腕は大丈夫ですが、そうでない方の手は一瞬考えて遅れます。また勝つより負けるのが難しいと思います。この考えるのが脳の活性化に良いのだそうです。

②グーパー体操:
 右手を体の前に出すときにグーを、左手を体の胸につけて手は、パーに。次は左手を体の前に手はグー。右手は体の胸で手はパー。これを3回繰り返します。次はグーとパーを交替します。 更に次は左手から始めます。やはり利き腕は良いのですが逆腕は、ちょっと遅れたり考えたりになります。
 普段使わない頭を使っているようです。これを繰り返しやると脳の若返りに役立ち、また認知症予防にも良いんだそうです。

〇けん玉に挑戦します
 けん玉は、脳を刺激し記憶力アップや認知症予防に効果があると言われています。はじめは難しくても、練習をすればできるようになることをすると、脳が刺激され活性化されます。また、玉を安定させるために腕と体をぶれないようにする必要性があるため、体を支える筋肉が鍛えられ、転倒予防にも効果があります。
・けん玉の持ち方:ペンを持つように親指と人差し指でけんをはさみ、中指と薬指を皿にかけて持ちましょう。
・基本姿勢:足は肩幅に開き、けん玉を持っている方の足を少し前に出します。
・基本動作:①ひざを曲げる ②伸び上がるときに玉をまっすぐ引き上げる ③上半身の力を抜いて軽くひざを曲げて玉をやわらかく受け止める。

○上達のポイント: ①玉は弧を描くのではなく、まっすぐ上に玉を引き上げる。
②玉の動きと目線の動きを同じ速さにして動かす。(空中に浮いている玉が止まって見える)
③腕に力を入れるのではなく、ひざのクッションを使って、1.2.3のリズムをつかむ。
○始めましょう まず大皿にのせること。次にけんをたて中皿にのせる。更に大皿⇒中皿⇒大皿⇒中皿⇒大皿⇒中皿⇒大皿⇒・・・・ もしかめの連続技に挑戦です。更に難しい技にも挑戦します。
 けん玉には、全国大会や世界大会も開かれます。決められた技とレベルに達すると段位を取ることも可能です。是非続けて下さい。

◆健康クイズにも挑戦です

 今日は10問用意しました(正解は未掲載です)
<問1>家庭で血圧を測る場合正しいのは?   A:起床後すぐ  B:起床後トイレ(小)の後 C:朝食の後
<問2>高血圧予防に最も効果的な運動はどれ? A:ウォーキング B:ストレッチ  C:筋力トレーニング
<問3>血圧が高い場合特に注意が必要なのは? A:筋力トレーニング B:有酸素運動  C:運動は禁物
<問4>大さじ1杯で塩分が少ないのは? A:ノンオイル和風ドレッシング B:フレンチドレッシング  C:マヨネーズ
<問5>血液さらさら効果のある青背の魚は? A:魚へんに京(鯨) B:魚へんに包む(鮑) C:魚へんに参る(鯵)
<問6>日常生活を送る事が出来る体力は? A:100ⅿを15秒で走る  B:5㎞を走れる  C:青信号を点滅前に渡れる
<問7>けん玉の効果で正しいのは?     A:脳が活性化する  B:視力が良くなる  C:貧血が改善される
<問8>ロコモ予防スクワットで正しいのは? A:呼吸を止める B:ひざはつま先より前に出ない C:足幅を偏り狭く
<問9>歯間ブラシの選び方で正しいのは?  A:小さいサイズ B:大き目のサイズ  C:ジャストサイズ
<問10>高齢者の熱中症で注意が必要なのは? A:水分補給   B:塩分摂取  C:汗をかかないので必要ない  

◆運動の後はランチタイム

けん玉も真剣に挑戦すると結構空腹感が有ります。しっかり食べるのも健康の秘訣です。いただきます。

写真:吉川、松島、中溝 記事・HP作成:中溝

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