大阪・関西万博 見学記(1)

2025年5月30日 福本 照道(10班)

大屋根リングの中

大屋根リングの中

 4月下旬、「大阪・関西万博」を見学しました。大阪メトロ中央線「夢洲」で下車し、東ゲートで入場券のQRコードをかざし、保安検査を受けた後、入場。
 まずは「空飛ぶクルマ」を見るため西ゲート近くの「フューチャーライフゾーン」へ向かいました。ただ東ゲートから西ゲートまでは結構距離があるので、万博会場内を走行する外周バス「eMover」を利用しました。このバス、地面に埋め込まれた送電コイルの上を走行することでバッテリーに給電する方式のEVバスとのことで、レベル4の自動運転車もあります。1回乗車と、1日乗り放題の2種の乗車券がありますが、私は1日乗り放題の方を選択しました。
 「eMover」の「東ゲート北停留所」から「西ゲート北ターミナル」まで約15分で「フューチャーライフゾーン」に到着。すぐそばにモビリティーエクスペリエンス」の場所があり、「空飛ぶクルマ」が駐機していました。当日は実演されていなかったので機体をじっくり観察することができました。機体の駐機エリアは「有刺鉄線」の注意書きがあり、セキュリティが強化されていました。また、機体は2機あり、展示機以外の他の機体は「ミャクミャク」の装飾をまとい格納庫に保管されていました。

 次に、海外館を見学するため「eMover」で「西ゲート北ターミナル」から「リング東停留所」まで移動しました。途中、海に突き出した大屋根リングの下を走り、この停留所付近では海に面した「大屋根リング」が見られます。ここから海外館の一部があるエンパワーリングゾーン」に向かいました。

 「エンパワーリングゾーン」では最初に「オーストリア館」を見学。音楽の国らしく五線譜と音符で装飾したパビリオンです。館内にはオーストリアの”Bösendorfer“のピアノに葛飾北斎作『富嶽三十六景』中の「神奈川沖波裏」を描いた名機が展示されており、芸術の国際的連携の粋を感じました。3Fにはレストランがあり、エスプレッソと音楽でオーストリアの雰囲気を楽しみました。隣接する「スイス館」に入るとスイスの「切り絵」の作品の精緻さに感動しました。またスイスでは「アルプスの少女ハイジ」が代表的シンボルであり、自然と技術、多様な生活のつなぎ役として登場していました。次に近隣の「UAE(アラブ首長国連邦)」がすぐ入れそうでしたので入館すると、大地から天空へと伸びるナツメヤシをシンボルとして、宇宙探査、医療革新、持続可能な未来を切り拓くストーリーを展開していて、見所がありました。世界は想像する以上に進歩していることを実感しました。

 夜も大分遅くなり、「ポルトガル館」に行列ができているのを横目に見ながら帰宅することにしました。東ゲートに向かう途中、空を見上げると「フランス館」の上空では「ドローンショ-」が始まっていました。ドローンが星座のようにキラキラ輝く場面や、「One World」という文字を夜空に表示する場面など、非日常的で大変神秘的でした。

 今回の万博、色々発見があり視野が非常に広がったと感じています。当日見学できなかったパビリオンなどは日を改めて訪問したいと思っています。万博見学が可能な方は、出来るだけ行っておかれることをお勧めします。

HP作成:福本 照道

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