ネパールの旅 ヒマラヤトレッキング6日間

2025年5月23日 高垣 昭二(16班)

 3月中旬にヒマラヤ山脈を見ながらその中腹まで登るトレッキングを山仲間3人で敢行、ネパールでも一番人気のあるアンナプルナ峰(8091m)を望むコースを6日間かけて歩いてきました。
 3月は天気は安定しないそうですがネパールの国花シャクナゲの満開時期にも合い、結果的には完璧な程の好天候に恵まれ非日常な山々を心ゆくまで堪能する事ができました。

 ネパール第2の都市ポカラからJhinu(1650m)まで悪路をジープで登りトレッキング(山歩き)をスタート、Sinuwa(2360m)とHimalaya(2920m)、MBC(マチャプチャレベースキャンプ、3700m)に宿泊し4日目にABC(アンナプルナベースキャンプ、4130m)に到達、7~8000m級の山々12座に超至近距離で360°囲まれる幸せを感じる事ができました。
 特にABC朝6時のモルゲンロート(連続する山々頂上に朝日が当たり赤くなる光景)が幸運にも見られて文句なしの涙モノ・・。
 高山病ケアの為に4日をかけてゆっくり登り、下りは2日とし、体調も万全で全行程を踏破することができました。

 以下、持ち帰った写真を眺めながら思い出すがままに綴ってみます。

写真はクリックで拡大できます
トレッキングスタート地点はJhinu。後ろの雲の合間には目指す山々の姿が見えます。
45Lザックは6日間の服と山道具でパンパン(約14kg)。
Chomrongで初日のランチ、チキンカレーを外のテーブルで頂きます。
遥か彼方、雲の中にはマチャプチャレ(6993m)が見えます。

1泊目はSinuwa(2360m)のゲストハウス。
ここいら辺の犬は、いつでもどこで大概は寝ています。
2日目の朝食セット、マサラティーも美味しいです。
2泊目のHimaraya(2920m)のゲストハウス。目指す白い山々が段々と近づいてきます。

3日目の朝食


3日目の朝、この日も快晴。空の青がどこまでもどこまでも深く続くような青色です。

3000mを超えると雪渓が所々に現れてきます。
Deuraliまで登って休憩、
休憩所の壁に地図が表示されており、地図の一番奥、ABC(アンナプルナ ベースキャンプ)が目指すところ。

 

さあまた歩きはじめます。 空が限りなく青い深みをおびており、白い山がだいぶ近くに迫ってきています。
モディコーラ(モディ川)の河原にて3人揃って写真。
今回のコースはこのモディ川の渓谷沿いを登っていきます。

3500mを超えると完全に雪に覆われます。
3泊目、MBC(マチャプチャレベースキャンプ、3700m)に到着。富士山頂上に近い標高です。
昼食はモモ(小籠包)とスパゲッティとグルカビール。

4日目朝も快晴、聖なる山として登山禁止となっているマチャプチャレ頂上(6993m)が間近にみえます。
登山最終日の朝食、ラスティーなどをしっかり食べます。
ABCに向けての登り最終日、きれいな山々を見ながらだと元気が出ますが、
流石に4000m超えると少し息苦しさを感じます。

無事ABC(アンナプルナベースキャンプ、4130m)に到着。 各国の方々が撮影の順番待ちをしています(笑)。

ABCゲストハウスの部屋

昼食は室内で乾杯


さすがに寒いのでゲストハウスの中で昼食。 マチャプチャレ(6993m)を西側からみながら乾杯・・・

ABCのゲストハウス、部屋はどこもこんな感じです。
我々は男女3名で1室約1000円/3人、安い!。ちなみにビール1本(500ml)と同値・・・

 

 

薄赤く染まるアンナプルナ連峰

5日目、日の出前の光景

5日目の朝6時、山の頂の空は日の出を待つ神秘的な光景となります。
朝日と反対側のアンナプルナ頂上に朝日が当たり始め、段々と赤色に変化します。 
3月にこのモルゲンロート現象が見られるのは奇跡に近いらしい(涙)。
5日目の朝も快晴です。

ちなみにABCより上は登山隊しか入れないエリアとなり、特別な許可が必要となります。
2日かけた下山をスタート、周りは360°猛々しい山々に囲まれ絶景です。
昼食はダルバート(豆のスープと漬物達)。ネパールの基本食でとても美味しいです。
下山途中のシャクナゲは満開でキレイでした(分かり難いけど赤い花が大きな木に沢山咲いてます)。

すれ違いざまに仲良く写真

同色のザックを背負ったおじさん(ポーランド人)とすれ違いざまに仲良く写真を。
どこの国同士の方でもすれ違えば「ナマステ(こんにちは)」と声をかけます。
同じ目的や楽しさ、苦しさを共有する仲間としてすぐに打ちとけますね。
無事下山後、参加3人とガイト(右端、ネパール人)で記念撮影。
ガイドのチュンティーさんはエベレストやマカルーの登山隊もガイドするエキスパートです。
ふもとのポカラのホテルから今回の山々が望めます。 ガイドブックを下に並べてみました(笑)。

HP作成:多々納 俊志  

写真はクリックで拡大できます。

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