会員さん登場【髙谷さん】

 いきなり二科展写真入選! 京都市長賞も!
6班 髙谷 賢三 さん (2021年10月)

京都市長賞 受賞

 夏日が続いた10月、やっと少しだけ秋の気配を感じ始めたある日、髙谷賢三さんをお訪ねしました。 
 松愛会の写真同好会などでは活躍されていましたが、今年初めて二科展に挑戦、見事入選されました。さらに京都サロン(京都美術館)でも、今回「京都市長賞」を受賞されました。
 挨拶後、早速A3サイズの作品集を拝見し、その動きのあるダイナミックな図柄と、鮮やかな色彩に思わず息をのみ、写真について熱く語られる様は、プロの写真家を前にしている錯覚を覚える程でした。

二科展 表彰状

プロフィール: 
 昭和46年(1971年)に入社、東京電子部品に配属されました。学生時代は電気工学を専攻されたにも拘らず、自ら手を挙げて営業部署に所属し、主に対外の大手企業への売り込みに成功されました。学生時代培った技術スキルを基に、関係企業の開発部門と協業され、各社の有名商品に多くの部品が採用されたそうです。当時社内初の職種である、セールスエンジニア―(SE職)になったとのことでした。営業一筋で定年退職され、その後他社での非常勤勤務を経て、現在は写真の他に50歳前に始めたバンド活動でも活躍され、名刺には「関西音楽倶楽部・役員」の肩書もありました。今では現役時代と同じくらい忙しい毎日を送っているとのことです。

作品:紫陽花

作品:ゲット!!

カメラとの出会いと想い: 
 学生時代、実験レポート作成のためにデータを写真撮影し、自ら現像したのが始まりと言えるが、30歳の頃に「オリンパスOM」を購入され、カラー写真の現像迄自分で行われていました。その後、臨時収入(競馬?)で高価な機器(当時マミヤ製・RBプロ)も購入され楽しまれたようですが、デジタルカメラの出現で、写真の世界が格段に広がったとの事でした。

 奥様の協力もあり、数十万円のデジタル一眼レフを購入され、かなり使い込まれた2台のMACパソコンと共に、プリンターの修理や、独自のプログラムを作成するなどして、現在までフル活用とのことです。
 かつて美術館で見た「カワセミの写真」の美しさに惹かれ、テーマは自然が中心で、仲間同士でもテクニックを交換するなどして、日々「良い写真、きれいで迫力のある写真」の追求に励んでおられます。
 同じデジカメでも、AUTOポジションしか使わない我々との決定的な違いは、オートフォーカスのプログラムを自分の経験値でカスタマイズして、全ての設定を被写体に応じてマニュアルで行われることです。「親指フォーカス(マニュアルでピントを合わせながら同時にシャッターを押す・・2本指操作)」という技について初めて聞きました。

 良い写真を撮影するには「・テーマを明確に持つ、・背景を見て構図を決める、・ピントを合わす、・失敗を恐れずひたすらに撮る、・諦めずに待つ、・同じ場所に通い続ける」ことだそうです。撮影場所は近場の淀川や山田池周辺がほとんどとのことでした。
 ある知人が、写真の先生と同じ場所で撮影しても大きな差があるため「どうしたらよい写真が撮れるか?」と尋ねた時、答えは「良い写真を撮ろうとして、シャッターを押さないで待っているからだ。私はとにかくシャッターを押し続けている。」だったそうです。
 現在まで撮りためた写真データは、90%は消去しているものの、まだ15TB(テラバイト)以上になると伺いました。

71歳からコンテストに参加: 
 全ての仕事を卒業後、写真コンテストに参加し、現在全日本写真連盟・京都本部と二科会京都支部に所属しておられます。今回の二科展への投稿は6月頃に勧められ、締め切り2週間前に提出した結果、思っていなかった「入選通知」を受け取ったとのことでした。
 京都サロンは一昨年5位で、昨年度いきなりトップになったが、一時の成績に満足せず、より上を目指して“楽しむ”と、決意されていました。

今後は:
 自分のための写真集を計画中であるとのことです。その為に製本技術を勉強中で、既に両面印刷可能な写真用紙と、180度開いても剥がれない製本用の特殊な接着剤を入手したので、100ぺージ程度にまとめ、布張りの表紙を付けて完成さすと言われており、写真への熱意は益々熱くなっていくようでした。

取材後記:
 “楽しくて仕方がない”そんなオーラが漂う中、研究されてきたノウハウを基に、専門的な部分も解り易く説明いただき、筆者が持っているバカチョンデジカメでも、少し工夫すればよりきれいで、それなりに迫力ある写真が撮れるのではないかと確信しました。同時に、お勧めいただいたミラーレスで、連写もできる少し高価なカメラが欲しくなってきました。長時間の取材に温かくお付き合いいただき、誠にありがとうございました。

写真はクリックで拡大できます。
今まで登場いただいた「会員さん登場」の記事は、ここからご覧いただけます。
2019年12月までの「会員さん登場」の記事は、ここからご覧頂けます。
以上

取材:元辻、坂本 HP作成:坂本

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